ちわわ

現在19歳/女

教訓化したくないけど

愛は知性にしか宿らないらしい。

椎名林檎が言っていた。

 

元来そうなのかもしれない。

平安貴族では

言葉を、より美しく効果的に表現するために

和歌の修辞法を覚え、

綺麗な字を練習した。

これは月に1回、又は年に1回、

将又、一生に一度の巡ってくるチャンスのために、

愛されるために。

 

愛されなかったら

様変えて出家。

何かあれば大概和歌を詠むカマチョ。

すぐ川に身を投げ死のうとするメンヘラ。

彼女らは紛れもなく知性に愛を宿していた。

そんな彼女たちを愛するために

現代社会人は古典を学んでいるような気もする。

 

知性にも種類がある。

例えば、人の弱さを言葉にするの天才とか、

世の中に帆を張るのが上手かったり。

ごく普通のや当たり前のことを

すごく楽しそうに話せる力だったり。

勿論英訳がうまいとか。

数学の申し子とか。

 

本能的に愛は知性にしか宿らないのなら。

知性を、教養を、付けよう。

勉強する理由、愛されるため。

平安貴族も東大生も本能的に愛されるために学んでいるのなら、

人間は今も昔も弱くて可愛い生命体。

 

生命体とか理系かよ。

そんな私、アバラの骨を折る。